続きを見る そもそもネットタイムとグロスタイムはなに? 2つの違いはなに? 公式記録はどちら?
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こんな悩みを解決しますよ。
本記事の内容
- グロスタイムとネットタイム
- 公式記録となるタイム
- 自己ベストのタイム
- ネットタイムを上げる裏技
人生に一度はフルマラソンを走ってみたいという人も多いのではないのでしょうか?
規模が大きいフルマラソンの大会では、交通規制が行われ、街全体がお祭りのような雰囲気です。
フルマラソンは完走するだけで家族や友人に自慢できますよ。
ネットタイムとグロスタイムをなんとなく聞いたことがあるけど違いは分からないという方も多いのではないでしょうか?
なかにはネットタイムとグロスタイムという言葉を初めて聞いたという方もいますよね。
マラソンでタイムを気にする上で、知っておいて損はない!
そこで今回はネットタイムとグロスタイムタイムの違いを徹底解説いたしますよ。
まずマラソンを走り終わるとこのように完走記録結果をもらいます!
こちらは横浜マラソン2019のある方の記録です。
記録 4:19:27
(ネットタイム3:59:26)
となっています。見えやすいように、にグロスタイムを表す記録を赤枠で囲い、ネットタイムを緑枠で囲いました。
このようにグロスタイムとネットタイムで20分以上の差が開くことがあります。2つも記録が書かれており、どちらが正しいのかと思う人もいると思います。
ここで、グロスタイムとネットタイムの違いを理解していないと、今後練習をする上で何を目標にすればいいか分かりません。
また、自己ベストは?と聞かれた時に困りますよね。
そこで、この記事では、どちらの記録が自分の公式記録となるかをお教えします。
また、今後ランニングをする上でどちらを参考に練習を進めていけばいいのかについて解説します。
詳しくはこの後紹介します。
それでは順番に解説していきますね。
目次
- グロスタイムについて
- ネットタイムについて
- 両者の違い
- 公式記録となるタイム
- 自己ベストの申告は
- ネットタイムを上げる裏技
- まとめ
Contents
グロスタイムとは
グロスタイムとは、、、、
スタートのピストルの音が鳴りタイマーが動き、フィニッシュテープをきるまでの時間です。
「そりゃ、ピストルがなり、タイマーが動き、ゴールするまでは当たり前だろ」と思う人もいると思います。
しかし、想像してみてください。大きなマラソン大会だと多くのランナーがあいて、スタートラインまで行くのが困難ですよ。
こちらはあるマラソン大会のスタート直後です。
スタートの合図がなったにもかかわらず、1km先にスタートラインがあります。また、スタート直後も集団のため全く進みません。。笑
実際に、スタートラインまでたどり着くまでに20分かかったとします。その後、スタートをし、フルマラソンを3時間59分のペースで走ったとしてもゴールタイムは4時間19分となります。
グロスタイムとは、スタートラインに到着するまでも含めたタイム(4時間19分)のことをいいます。そのため、スタート地点まで行く時間も含めるため、遅くなります。
次にネットタイムについてご紹介しますね。
ネットタイムとは
ネットタイムとは、、、、
自分がスタートラインを通過してからフィニッシュテープをきるまでの時間です。
つまり、スタートのピストルの音が鳴り、タイマーが動き出しても、自分がスタートラインを超えていなければ、カウントされません。
先程の例をおもいだしてほしいのですが、大きなマラソン大会だと多くのランナーがいて、スタートラインまで行くのが困難ですよ。
この画像で約、1km先にスタートラインがあります。スタートラインまでたどり着くまでに20分かかります。
スタートをし、フルマラソンを3時間59分のペースで走った場合、ゴールする時に表示されているタイムは4時間19分です。
この場合、ネットタイムでは3時間59分となり、サブ4達成です。
順番に解説いたします。ネットタイムは自分がスタートラインを過ぎるまで、カウントされません。
そのため、初めの20分はカウントされません。
スタートラインを超えて初めて、ネットタイムがカウントされるため、ネットタイムは3時間59分となります。
続いて、両者の違いについてさらに解説いたします。
ネットタイムとグロスタイムの違い
グロスタイムとは、、、、
スタートのピストルの音が鳴り、タイマーが動き出してから、フィニッシュテープをきるまでの時間のことです。
ネットタイムとは、、、、
自分がスタートラインを通過しからフィニッシュテープをきるまでの時間です。
つまり、スタートラインまでたどり着くまでに0:20:01かかり、その後、フルマラソンを3:59:26のペースで走った場合は
記録 4:19:27
(ネットタイム3:59:26)
となります。20分も差が開いていますが、どちらも正しい記録です。これで違いについては完璧に理解できましたね。また、どちらも正しい記録ということが分かりました。
続いて公式タイムはどちらなのかをご紹介します。
公式タイムはグロスタイム
公式タイムでは、グロスタイムとネットタイムのどちらの記録を採用するのかについてご説明いたします。
結論から言いますと、公式タイムはグロスタイムを採用し、順位が決まります。
なぜなら、ネットタイムで順位が決まるとなると、全員がゴールするまで、正確な順位を出すことができません。
また、グロスタイムで早いがネットタイムでは遅い場合などに順位の入れ替えを行う必要があり、混乱しやすいです。
例えば、フィニッシュテープを1番に切ったにも関わらず、ネットタイムによる集計をした結果、2番になったら、見ている人も混乱するし、選手自身のモチベーションも上がりませんよね。
それよりも、グロスタイムを使い、ゴールをした順に順位をつけることでミスも減り、分かりやすいです。
このような理由から公式大会の順位ではグロスタイムを用います。つまり、グロスタイムを公式のタイムとして認定していることになります!
自己ベストはネットタイムでOK
結論から言いますと、自己ベストはネットタイムで言ってもらって構いません。
スタート地点に達するまでのタイムロスはランナー自身ではコントロールすることができません。
そのため、スタート地点に達してからのタイムであるネットタイムで公言していただいて構いません。
ただし、一つ注意点があります。それは、各マラソン大会にエントリーする際に申告するタイムがあります。
その際は、公式記録であるグロスタイムを申告するべきです。あくまで、公式記録はグロスタイムになるからです。
つまり、周囲に自慢をする際はより短いタイムであるネットタイムを使って頂いて構いませんが、
公式記録はグロスタイムということを覚えておいてほしいです。
ネットタイムで良い記録を出す裏技
ネットタイムで少しでもいいタイムを出す方法があります。
それは、スタートラインまでは体力を温存するという方法です。
スタートラインを越えるまで、ネットタイムは計測されません。
そのため、スタート地点までは出来るだけ体力を使わないようにし、体を少し温めるぐらいに留めていくことが大事になります。
仮に、スタート地点までに全力を出してしまい後半にバテてしまっては、ネットタイムが遅くなります。
そうならないためにも、スタート地点までは出来るだけ体力を温存することが大事になります。
まとめ
この記事では
3つのペース配分
グロスタイムとは、、、、
スタートのピストルの音が鳴り、タイマーが動き出してから、フィニッシュテープをきるまでの時間のことです。
ネットタイムとは、、、
自分がスタートラインを通過しかてからフィニッシュテープをきるまでの時間です。
自己ベストを申告する際に使うことが分かりました。
それぞれの違いを理解し、ネットタイム、グロスタイムのどちらも上げれるように頑張りましょう。
ランニングは健康にいいため、ぜひみなさんもおこなってください。
また、一回で終わるのではなく、継続して行うことが大事です。
一人では、なかなか甘えてしまう方も「ライザップ」のようなジムに通うことで、
継続しやすいかもしれませんね。
こちらでは、サブ4を達成するためのペース配分についてご紹介しています。
フルマラソンを4時間「サブ4」を達成するペース配分